こんにちは。ミラデザインで一ヶ月間のインターンシップでお世話になっていますMonetと申します。日本の高校を卒業後すぐに渡米し、現在はアメリカの4年制大学に通っています。たった一ヶ月のインターンシップですが、ミラデザイン社で得るものは多く、様々なことを考えさせられる日々です。
5月15日、ブルックリンで一般の方のお部屋をお借りし、3ラインのライフスタイル写真の撮影を行いました。
今回のようにたった数枚の写真の撮影のためであっても、ミラデザインでは多くのスタッフが沢山の準備をし、そして当日を迎えます。今回はミラデザインスタッフ一同による、商品愛溢れる撮影前の準備から当日の流れを皆さまにお届けしたいと思います !
1.撮影準備
ファーストステップはマーケティングから始まります。写真撮影なのにマーケティング?とお思いの方も多いはず。私も最初はそう思った一人です。しかしながら、このマーケティングが今後の写真撮影を実のあるものにするか、無駄にしてしまうのかの岐路になります。
その理由はアメリカの広告写真と、日本の広告写真の大きな違いにありました。アメリカのCMなどを含めた広告の好む(つまりアメリカの消費者の好む)色や音楽は全く日本とは異なり、またアピール、インパクトも異なります。アメリカは一番先に最も言いたいことを先に述べることに対して、日本では最後に結論を持っていく傾向にあります。これは英語と日本語の言語構造から来ているのだと考えられます。また一番の大きな違いはライフスタイルでしょう。日本のライフスタイルの中での、例えば日本の建物の中(たとえ洋風であっても)で撮った写真では、アメリカの人には感覚のずれを感じさせてしまいます。アメリカのライフスタイルがにじみ出てくるような写真でないと、アメリカのビジネスの中では使いにくいのです。せっかく商品そのものが良くても、残念ながら大きなビジネス展開までは及ばないのです。つまりアメリカのライフスタイルの中で撮影することが、アメリカのバイヤーや消費者のテイストに近づく最良の方法です。つまり、「アメリカの感覚」がビジネスの中に必要なのです。
今回の撮影準備を通して、そのアメリカと日本の「テイストの違い」に気づくことはとても難しいということもわかりました。実際に、私はアメリカに渡米してから約二年が経過し、ミラデザインでインターンを始める前では、自分のなかではアメリカの消費者の気持ちがある程度は分かっているつもりでした。しかしながら、マーケティングをしているといかに自分が日本的な考えの中にいるか、気がつかされることは少なくありません。
アメリカ人の感覚は日本人には理解しかねる・・・これが私の結論です。つまりマーケティング・リサーチを行なうことによって、アメリカの商品を勉強して、違いをはっきりと認識する必要があるということです。似た商品を扱うアメリカの数社を例にあげ、宣伝写真の比較からスタート。どういった写真がSNSで高評価を獲得しているかなどを分析します。そうするとアメリカのその商品分野においてのアメリカでの広告方法や、またアメリカの消費者が求めている色や写真がだんだんと見えてきました。
2.ロケ場所
ようやくマーケティングが終わったらころ、airbnbという人気サイト(URL https://ja.airbnb.com)で、借りられる住まいを探します。このサイトでは、一般の人たちが自分の住まいを「使わない日」を貸し出し、収入を得ることが出来ます。このサイトで今回の撮影場所が無事確定しました。NYのブルックリン地区にあるアーティスト兼ミュージシャンでいらっしゃるカサンドラさんのお住まいをお借りすることになりました。実際にアメリカのお家で撮影することで、アメリカのライフスタイルに合わせた写真を作り出します。これがまた本当におしゃれな場所で、まるでアトリエのよう。こんな夢のようなお部屋が現実にあるなんてといったかんじでした。
5月15日、ブルックリンで一般の方のお部屋をお借りし、3ラインのライフスタイル写真の撮影を行いました。
今回のようにたった数枚の写真の撮影のためであっても、ミラデザインでは多くのスタッフが沢山の準備をし、そして当日を迎えます。今回はミラデザインスタッフ一同による、商品愛溢れる撮影前の準備から当日の流れを皆さまにお届けしたいと思います !
1.撮影準備
ファーストステップはマーケティングから始まります。写真撮影なのにマーケティング?とお思いの方も多いはず。私も最初はそう思った一人です。しかしながら、このマーケティングが今後の写真撮影を実のあるものにするか、無駄にしてしまうのかの岐路になります。
その理由はアメリカの広告写真と、日本の広告写真の大きな違いにありました。アメリカのCMなどを含めた広告の好む(つまりアメリカの消費者の好む)色や音楽は全く日本とは異なり、またアピール、インパクトも異なります。アメリカは一番先に最も言いたいことを先に述べることに対して、日本では最後に結論を持っていく傾向にあります。これは英語と日本語の言語構造から来ているのだと考えられます。また一番の大きな違いはライフスタイルでしょう。日本のライフスタイルの中での、例えば日本の建物の中(たとえ洋風であっても)で撮った写真では、アメリカの人には感覚のずれを感じさせてしまいます。アメリカのライフスタイルがにじみ出てくるような写真でないと、アメリカのビジネスの中では使いにくいのです。せっかく商品そのものが良くても、残念ながら大きなビジネス展開までは及ばないのです。つまりアメリカのライフスタイルの中で撮影することが、アメリカのバイヤーや消費者のテイストに近づく最良の方法です。つまり、「アメリカの感覚」がビジネスの中に必要なのです。
今回の撮影準備を通して、そのアメリカと日本の「テイストの違い」に気づくことはとても難しいということもわかりました。実際に、私はアメリカに渡米してから約二年が経過し、ミラデザインでインターンを始める前では、自分のなかではアメリカの消費者の気持ちがある程度は分かっているつもりでした。しかしながら、マーケティングをしているといかに自分が日本的な考えの中にいるか、気がつかされることは少なくありません。
アメリカ人の感覚は日本人には理解しかねる・・・これが私の結論です。つまりマーケティング・リサーチを行なうことによって、アメリカの商品を勉強して、違いをはっきりと認識する必要があるということです。似た商品を扱うアメリカの数社を例にあげ、宣伝写真の比較からスタート。どういった写真がSNSで高評価を獲得しているかなどを分析します。そうするとアメリカのその商品分野においてのアメリカでの広告方法や、またアメリカの消費者が求めている色や写真がだんだんと見えてきました。
2.ロケ場所
ようやくマーケティングが終わったらころ、airbnbという人気サイト(URL https://ja.airbnb.com)で、借りられる住まいを探します。このサイトでは、一般の人たちが自分の住まいを「使わない日」を貸し出し、収入を得ることが出来ます。このサイトで今回の撮影場所が無事確定しました。NYのブルックリン地区にあるアーティスト兼ミュージシャンでいらっしゃるカサンドラさんのお住まいをお借りすることになりました。実際にアメリカのお家で撮影することで、アメリカのライフスタイルに合わせた写真を作り出します。これがまた本当におしゃれな場所で、まるでアトリエのよう。こんな夢のようなお部屋が現実にあるなんてといったかんじでした。
ロケの場所が決まったら、どういった写真を撮るかを考えていきます。マーケティングで得た情報取り込んだ、自社の商品の撮影イメージを作ります。似た商品を扱うアメリカの会社の宣伝方法と全く同じ用な広告では、他社との違いが見出せません。しっかりとここで、マーケティングで発見したアメリカのテイストを織り込み、且つ、自社商品の長所も活かせるそんな撮影イメージのアイデアを考えいきます。自社商品の分析をする際は、しみじみいかに日本の商品(自社商品)のクオリティーが高いかを目の当たりにします。こんな良い商品を、撮影方法が悪いために、潰すわけにはいかない!と身が引き締まりました。撮影イメージを見つけ出すことには悪戦苦闘で、アイデアを考えては、試行錯誤の繰り返しでした。
3.撮影当日
そしてあっという間に迎えた撮影当日。私は人生初めての撮影だっだので、内心どきどき。現場に到着すると撮影場所はややヒヤッとするアートなビルの中にありました。こんな建物の中にあんなおしゃれな場所があるなんてといったかんじ。
3.撮影当日
そしてあっという間に迎えた撮影当日。私は人生初めての撮影だっだので、内心どきどき。現場に到着すると撮影場所はややヒヤッとするアートなビルの中にありました。こんな建物の中にあんなおしゃれな場所があるなんてといったかんじ。
カメラマンのNさんと今回craftholicの写真のダイレクションを手がけてくださったMさんと現地合流。
お部屋は写真どおりとっても素敵な空間でしたが、お部屋が想像より暗かったり、ランドリールームでの撮影も予定していましたが、私たちの「想像を絶する洗濯機」の出現などのアクシデントもありました。
こんなところもアメリカにいる楽しさです。白の普通の洗濯機を想像していた私たちは、なんともアートな洗濯機で、おもわず笑ってしまいました。
一方で、当日その場で新たなアイディアが生まれたなんていうケースも。
カメラマンのNさんとミラデザインのスタッフで、光の当たり具合や、色の配色、商品の位置を丁寧に最終確認をしながら、最高の一枚を作り出していきます。
時には体力が必要な時も。こんなかわいい写真のバックの裏には、こんなつらい姿勢で製品を支える私たち。
カサンドラさんの素敵なお部屋と商品が実に合い、撮影もとても順調で、スタッフからも終始笑顔がこぼれていました。
無事に写真撮影も終わり、ミラデザイン社員一同たいへん満足のいく結果となりました。アメリカのライフスタイルの中での撮影で、自社商品の良さを充分に表現でき、これならクオリティーも含め、自信をもってアメリカの消費者にお届けできる!と再確認をできた撮影になりました。とっても素敵なお部屋を貸してくださったカサンドラさんにも感謝の気持ちで一杯です。
今回撮影した写真は徐々にフェイスブックとインスタグラムにアップしていくので、ぜひチェックしてみてください。(ミラデザインのホームページのproductsから各会社ごとのフェイスブックとインスタグラムにアクセスできます。)
Monet